夏バテ予防(食事編)

8月も早いもので、あと10日余りとなりました。

昔はよく「夏の暑さもお盆まで」ということを耳にしていましたが、最近ではお盆を過ぎても猛暑日が続きますね。

夏の暑さで食欲もなくなってきていませんか?

食欲低下により栄養不足になり痩せてしまうと疲れやすくなり、メンタル面にも悪影響を及ぼします。

まだまだ暑い夏を乗り切るためにも、良質な栄養素を摂取して、夏の暑さに負けずに元気に過ごしましょう!!

夏に食欲がなくなるのはなぜ?

夏に食欲がなくなる理由は、厳しい暑さによる「胃腸の機能低下」と言われています。

暑くなると、どうしても冷たい麺類やゼリー・アイスクリームといった口当たりの良い食事ばかりを食べてしまう傾向があります。

暑いからといって冷たいものばかりを摂取してしまうと「胃腸が冷えてしまいます。

胃腸は37度前後の温度で活発に動くため、冷えると機能が低下してしまうのです。

また食事が炭水化物に偏ってしまうと、炭水化物の代謝に必要なビタミンB1が大量に消費されてしまいます。

ビタミンB1が不足すると、エネルギーを上手く作り出せなくなってしまうため、食べる気力も失われてしまいます。

食欲がない夏に積極的に摂りたい栄養素と食べ物

胃腸の機能が低下しがちな夏場は、身体を動かすために必要な栄養素が不足すると活力が失われてしまいます。

胃腸を休めるのも重要ですが、以下の栄養素や食べ物を意識的に摂るようにしましょう。

良質なタンパク質

夏の暑さで食欲が減退すると、食事量が減少してタンパク質も不足しがちです。タンパク質が不足すると、筋肉量が低下し、基礎代謝量や熱を生み出す力も落ちてしまうのです。また筋肉だけではなく、精神の安定に関わるホルモンや意欲に関わるホルモンも構成しています。不足すると集中力が低下したり、情緒不安定を招いてしまいます。食事量が少ない場合は、必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質なタンパク質を選んで摂りましょう。

《おすすめの食べ物》 肉類・魚類・卵・大豆水煮・きなこなど・・・

ビタミンB1

糖分をエネルギーに変換するのをサポートします。筋肉の疲労を防ぎ、神経の働きを正常に保つビタミンです。不足すると疲れやすくなるので、食事でしっかり補給しましょう。

《おすすめの食べ物》 うなぎ・豚肉・枝豆・玄米など・・・

ビタミンC

夏の暑さにより身体がストレスを感じると、大量のビタミンCを消耗します。ビタミンCは体内で合成できないため、食事からの毎日の摂取が重要になります。

《おすすめの食べ物》 パプリカ・じゃがいも・キウイ・いちご・枝豆など・・・

夏に食欲がないときの食事のポイント

欠食をしたり、炭水化物に偏った食事をしていては、負のスパイラルに陥ります。なるべく多種類の栄養素を補給できるように、以下の4つのポイントを意識して、この夏を元気に乗り切りましょう!!

1️⃣ 常温や温かい食事を摂る

冷たい飲み物や食べ物の摂取は、暑さを緩和するのに有効ですが、摂り過ぎは厳禁です。胃腸を冷やさないためにも、常温や温かい食事の摂取を心がけましょう。冷たい食品を摂った後は、温かい飲み物を飲んで、胃腸の冷えケアをするのも良い方法です。

2️⃣ 消化に負担のかからない食べ物を活用する

消化機能が低下しているときは、消化の良い食べ物を選びましょう。次のような食べ物を参考にしてみてください。

すりおろしたり、柔らかく煮たりするとさらに消化しやすくなります。

・大根 ・山芋 ・バナナ ・りんご ・卵 ・ヨーグルト など・・・

3️⃣ お手軽な食べ物を活用する

夏は食欲とともに、やる気も減退しがちです。台所に立つ気力がないときもあるでしょう。そんなときにすぐに食べられる食品を常備しておけば、栄養管理に役立ちます。

★ タンパク質食品 ★

・魚の缶詰(さんまの蒲焼、サバの味噌煮、ツナ缶など) ・豆腐 ・納豆 ・チーズ など・・・

★ 野菜 ★

・冷凍カット野菜 ・冷凍の枝豆 ・キムチ ・もずく ・味付けめかぶ など・・・

4️⃣ 食欲が増す食べ物を活用する

私達は、食べ物の香りや味付けにより食欲が刺激されます。夏におすすめの食欲が増す食べ物は以下の通りです。

香味野菜(生姜・にんにく・大葉・みょうが・ねぎ・ニラ など)

酸味のある食品(酢・レモン・かぼす・梅干し など)

香辛料(からし・わさび・カレー粉・こしょう など)

 

夏をイキイキと過ごすには、毎日の「食事」と「運動」が大切です。

食欲のない夏を乗り切るには、食事の工夫だけではなく、運動も大切です。身体を動かすと胃や腸の働きが活発になり、栄養の吸収もよくなります。

暑いからと言って家の中でじっとしていると、筋肉や骨が弱くなり、体力はどんどん低下していきます。体力アップのためにも自宅でできるトレーニングや散歩をして、運動量を増やす工夫をするのが望ましいです。

毎日の食事と運動習慣が、夏をイキイキと過ごすためのカギとなります。できることから1つずつ取り入れてみてくださいね!!

参考:KOWA Happiness Direct

 

 

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