子宮頸がんワクチン キャッチアップ接種について
皆さんは、「子宮頸がん」をご存知ですか?
「子宮頸がん」は、子宮の入り口にできる「がん」のことです。主にウイルスの感染が原因で発症します。「子宮頸がん」は、主に、ヒトパピローマウイルス(HPV)というありふれたウイルスの感染が原因です。
「子宮頸がん」にかかる女性の約16%が20~30代です。「子宮頸がん」の中には検診でも見つけづらいものがあります。そのため、検診だけではなくワクチン接種と両方で予防することが重要です。
子宮頸がん予防のHPVワクチンについて
HPVワクチンは子宮頸がんの原因である、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンです。子宮頸がんのほとんどは、主に性交渉によって感染するHPVが原因のため、感染予防としてのワクチン接種が大切です。できる限りウイルスに感染する前のワクチン接種が大切です。
公費(原則自己負担なし)でのHPVワクチン接種について
HPVワクチンは定期接種の対象となっているため、対象年齢の女性なら公費(原則自己負担なし)で接種することが出来ます。日本で対象となる年齢は、小学校6年生~高校1年生相当です。また、過去に定期接種の機会を逃した方も、同じように公費でワクチン接種できる制度(キャッチアップ接種)もあります。
【定期接種対象者(小学校6年生~高校1年相当の女の子と保護者の方へ】
厚生労働省より案内のリーフレットが配布されております。詳細につきましては、下記のリンクよりご確認下さい🍀
キャッチアップ接種について
キャッチアップ接種の対象となる方
次の2つを満たす方が対象者となります。
・平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性
・過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない人
接種が受けられる時期
接種の対象に該当する方は、令和4(2022)年4月~令和7(2025)年3月の3年間、HPVワクチンを公費で接種出来ます。
接種するワクチンの種類・スケジュール
公費で接種できるHPVワクチンは3種類(サーバリックス、ガーダシル、シルガード9)あります。決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。HPVワクチンは、その種類や接種時の年齢により、2回もしくは3回の接種が必要です。いずれのワクチンも3回目の接種は1回目の接種から6ヶ月をあけてから接種しなければなりません。そのため、令和6(2024)年9月までに1回目を接種する必要があります。対象者の方で未接種の方はぜひお早めにご検討ください。
キャッチアップ接種を受けるには
具体的な接種方法は、住民票のある市町村からお知らせが届きますので、そちらをご覧下さい。
また過去に受けた接種回数や時期により、接種方法が異なる場合があります。できるだけ、母子健康手帳を確認・持参して、市町村や医療機関に相談して下さい。
厚生労働省より案内のリーフレットが配布されております。詳細につきましては、下記のリンクよりご確認下さい🍀
「子宮頸がん」や「子宮頸がんワクチン」に関する情報は下記のリンクをご参照下さい🍀
リンク: もっと知りたい子宮頸がん予防
厚生労働省 ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がんとHPVワクチン~
ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談下さい🍀