この世に無駄なものは何一つない
この世に無駄なものは何一つない。この言葉は唐の恵果和尚が弘法大師に曼荼羅を前にして説いた教えだと聞きました。
私は、この言葉をいつも胸に刻んで仕事をしています。
医師として、私はたくさんの人の死を目にしました。
その中には、若い命や、これから未来が期待されていた命もありました。
そんな時、私はいつも、この世に無駄なものは何一つないと自分に言い聞かせるようにしています。
どんな命も、かけがえのないものです。
どんな経験も、何らかの意義を持っているものです。
たとえ、そのことがすぐには理解できなくても、必ず、何かの役に立つはずです。
だから、私たちは、どんな経験も、無駄にしないように生きるべきです。
そして、目の前の人のために、全力を尽くすべきです。
そうすれば、きっと、この世界はもっと良い場所になるはずです。
この世に無駄なものは何一つない。
この言葉は、私にとって、生きる力です。